惑星にネーミングライツ


惑星ベジータ。
惑星フリーザでもいいですが、国王の名前が惑星の名前になるなんてすごいですね。

漫画なのでなんでもありでしょうが、漫画ではなく現実世界の動きとして、惑星の名前をコンテストで決めませんか?という活動があります。 



太陽系の中の惑星は水・金・地・火・木・・・と私が言うまでもなくご存じの通り既に決まっています。
(といっても水星、金星、火星など日本での名前であって、海外ではVenus、Mars、Jupiterと神話に由来した名前がついていたりしますね。)

今回取り上げる話題は太陽系の外にある惑星ですが、今現在発見されている惑星はケプラー10、ケプラー11、12・・・など発見した望遠鏡の名前+発見した順番というなんとも味気のないネーミングになっています。

そこでもっとかっこいい名前をつけましょうというコンテストを国際天文学連合(IAU)という組織が発表しました。
残念ながら個人ではコンテストに参加することはできず、天文学に関係する団体のみということです。



このコンテストのほか、他の団体によって有料での名称決定の動きもあるようで、多額の金を払えば好きな名前をつけることができますという、球場などの施設でよくあるネーミングライツのような動きですね。

惑星の名前をつけたところでどれだけ宣伝効果を生むかは全くの未知数です。果たしてどれだけの人が目にするのか・・・
50年や100年などの単位で見れば宇宙人が見つかり、惑星間の飛行も徐々に行われて、そうなれば惑星の名前が「味○素惑星」や「MAZ○A Z○○m Z○○m惑星」なんていうことも・・・
スポンサーが交代になったり、契約満了とかで惑星の名前が変わるって。100年後であれば全くありえないとは言えないかもしれません。

地球人が勝手に他の惑星の名前を決めてしまうなんて、他の惑星にとってみれば全く知らないところで自分達の星の名前が決められるという動きで少々迷惑かもしれませんが、ただしその惑星に生命、さらに人間のような高等な知的生物がいたとしても全く迷惑もかからず、勝手にどうぞという状態でしょうね。


参照:
 IAU(International Astronomical Union:国際天文学連合)
 NameExoWorlds
 AstroArts
 日本経済新聞