火星のクレーターに好きな名前をつけよう

どこぞの海の名前で主張しあっている昨今、
Uwingu基金という機関が火星にあるクレーターの命名権を売っています。
好きなクレーターにあなたの名前を付けられます。

火星のクレーターはNASAなどによって名前がつけられていますが、まだまだ無名のクレーターがたくさん存在しており、それらを対象に命名権を売っているそうです。
お手軽価格で5ドルからの売り出しで、より取りみどり50万個の中からお好きなものを選べます。でも大きくなればなるほどお高いです。



UwinguのWebサイトでは火星の地図からGoogleマップのようにマウスを操作して各種クレーターの売り出し価格や、既に名前が決まっているクレーターの情報を見ることができ、おもしろい仕組みになっています。
確認した中では一番大きなもので直径600キロ程度のクレーターが6000ドルで絶賛売り出し中です。



火星のクレーターで有名なところでは、2007年に宮本正太郎さんという博士が命名した「Miyamoto」という直径160キロメートルのクレーターがあります。あとは宮城県の鳴子温泉の地名から「Naruko」というクレーターもあるそうです。ほかには天文家の名前から「SAHEKI」(佐伯)というクレータなんかも。

Uwingu基金では火星地図を製作するプロジェクトを推進しており、そのためクレーターの名前を売るようなこともできるのだとか。ただしそれが世界的にオフィシャルなものかと言うとそうではなく、国際組織からの批判を受けているという話もあります。

5ドルからというお手軽さから、ドブに捨てたと思って登録してみるのもいいかもしれません。
ちなみにその5ドルはこの基金の研究資金として使われるそうです。

参照:
  Uwingu
  MARS ONE
  ネタりか


生命がいるかもしれない惑星がごろごろ見つかる

地球外生命体の発見に一歩前進です。
NASAの観測データから系外惑星が新たに715個も見つかったそうです。
「系外惑星」とは私たちの太陽以外の星を回る惑星を指し、太陽系の外にある惑星のことです。



2009年に打ち上げられ、5億9100万ドルが投じられたNASAのケプラー宇宙望遠鏡は、恒星の周囲を公転する惑星の大半を発見したそうです。
この宇宙望遠鏡が発見した惑星はケプラー4、ケプラー5、ケプラー6などと番号がつけられています。

このケプラー宇宙望遠鏡ですが、打ち上げ当初から故障が相次ぎ、まともな観測はできていないようですが、それでも現在までに膨大な観測データを得ており、それらを解析するだけでも年単位の時間がかかるそうです。

今回発見された715個の惑星と合せて、今までに発見された系外惑星は1700にも及ぶのだとか。
そして生命が存在する惑星はと言うと、今回発見された惑星のうち4つがハビタブルゾーン (生命居住可能領域) に位置して恒星の周りを公転しており、それはすなわち、海が存在するのにちょうど良い温度で生命が存在する可能性を示すそうです。




Youtube - NASA's Kepler Discovers Its Smallest 'Habitable Zone' Planets to Date


素人の私見ですが、これら惑星に向けて電波を放ち反応が返ってきたらおもしろいですね。
生命のいる確率が高いハビタブルゾーンにある4つの惑星だけでも通信してみてはどうでしょうか。
私が言うまでもなくもう始めてる可能性が高いですが。

見つかった惑星との距離が分からず何十年、何百年単位、またはそれ以上なのかもしれませんが、「地球に宇宙人が来た」というSF的で、受け身な「宇宙人は我ら地球人よりもはるかに高度な文明を持っており、地球にやってくる」という夢物語よりも現実的なのかもしれません。

そういえば過去にそのような試みがあったような気がします。
どデカいパラボラアンテナ、地面にそのまま埋め込まれている大きなアンテナから地球外生命に向けて電波を発していたような・・・


引用
 ナショナルジオグラフィック
 AstroArts
 NASA

宇宙食「3Dプリント ピザ」

最近3Dプリンタというものを耳にしたという方も多いと思います。今までのプリンタは紙への印刷で、平面の2次元ですが、このプリンタは立体的な3次元の印刷をしてしまうプリンタです。

3Dプリンタ自体の値段が下がってきているようで素人でも手が出せる域に来ているようです。家電量販店でも取り扱いを始めているようですね。さらに印刷だけを行うサービスなんかも出始めました。

今回はその技術を使ってピザを作ってしまったそうです。



見た感じがピザというだけでなく実際に食べられます。
そして驚くのはアメリカのNASAがこの3Dプリンターを製造する会社「Systems and Materials Research Corporation」に対して出資をしたそうです。もちろん宇宙食への応用を考えてのことでしょう。

ピザが出来上がるまでの映像はYoutubeで公開されています。何もないところから2分ほどでピザが出来上がり、あとは焼くだけ。


Youtube - Full Print Pizza

作っている映像を見ると食べる気がしませんが恐らく慣れです。そう遠くない将来当たり前になります。
そのうち何十種類かのプリンタトナーだけで世の中のあらゆる料理を作れる日が来るかもしれません。
材料だけを持っていき宇宙で料理する(印刷する)という考えで、SF映画に出てきそうな雰囲気です。

タラバガニがのったピザや、ベーコン、ソーセージたっぷりのピザなんかもいいです。オーソドックスなマルゲリータも捨てがたい・・・
私はクリスピータイプ。


参考: (FAST Co.EXIST)
   Watch NASA's 3-D Pizza Printer Make A (Sort Of) Tasty-Looking Pizza
   Why NASA Just Spent $125,000 To Fund A 3-D Pizza Printer Prototype

太陽系が腕時計の中に

フランスの高級宝飾ブランドが製作した腕時計。腕時計と言っても時間は刻みません。
太陽系のそれぞれの惑星の位置関係が正確に把握できます。見た感じでは太陽から土星ぐらいまでの天体が回っているようです。



どうですかこの2,500万円の腕時計。2,500円じゃなく2,500万円という価格設定。各惑星が宝石でできています。

庶民派の私には手が出せません。
でもほしい。

廉価なもので、材料は宝石ではなく安いものを使っていいので3桁ぐらい価格を落としてもらえないでしょうか。まあ、そもそも日頃腕時計ははめませんので土日などに外出する際のオサレ目的としたものか、それともデスクに置いて眺めます。





 
Youtube - Van Cleef & Arpels Complication Poetique Midnight Planetarium


そこで一つ疑問が。
時刻がずれてきた場合にどやって補正するのでしょうか・・・
脇にボタンが3つほど確認できますので恐らくそれで調整するのでしょうが、この時計自体の時刻が何時何分で動いているのか分かるすべはあるのでしょうか。下図の赤い三角形は「Lucky Day」というもので時分秒を示すものではないようです。


脇にはJanuary、Februaryと月の表示があり、あと内側に1~24までの表示もありますので、恐らくこのあたりでしょうか。
または、この腕時計自体が月・年単位での変化を楽しむもので、分や秒は気にするなということでしょうか。
何分、何時間ずれたとしても惑星それぞれの位置関係には微々たるものということですか。

器が大きな人にこそふさわしい・・・


 参考:
  Van Cleef & Arpels
  MY MODERN MET
  COOL HUNTING