もしも地球に土星の輪があったら (KOKIA - bridge)

 タイトル通りですが地球に土星のような輪があったらどのように見えるかという動画です。
歌ともマッチしてて、ぜひボリューム上げて聴いていただきたいです。



地上から見る風景に輪っかがあるだけで高い山の頂上から眺める、俯瞰する風景というか、広い視野で見るようなちょっと特殊な感覚がしませんか?

歌はKOKIAさんという日本の歌手で、海外でも活躍されているんだそうです。



Youtube - KOKIA/bridge ~もしも地球に土星の輪があったら(日本語版)



人口冬眠(コールドスリープ)

SF宇宙映画には付き物です人口冬眠。コールドスリープ(ハイパースリープ)とも言われます。
何XXXXX光年もの遠い宇宙を飛行するためには長い年月がかかるため、老化を防ぐために人間を棺桶のような、冷蔵庫のような装置に入れて眠らせるあの装置です。
その人口冬眠が実現するかもしれません。


その方法と言うのが少しギョっとするのですが、体内の血液を塩水で入れ替えてしまうのだそうです。

温度10度の塩水で入れ替えてしまうと生命活動が停止し仮死状態になりしばらく冬眠状態になります。蘇らせるには再び血液を送り込みます。電気ショックのような蘇生が恐らく必要でしょうね…
既に動物レベルでの実験も成功して、あとは人間での実証実験を待つのみ。

正常な状態からこの仮死状態に移すとき、血液を入れ替えるときに苦しくないの?と思ってしまいますが、実は利用目的というのが宇宙旅行ではなく医療用のようです。
大量出血してしまったような重症患者の場合、失血死する前にこの仮死状態にして、輸血可能な病院に搬送するまでの時間稼ぎができるというわけです。



私たちが期待するSF世界でいうところのコールドスリープとはかけ離れているかもしれませんが、この技術の応用、延長線で実現する日がくるかもしれません。


参照:
  NewScientist Health
  GIZMODO


宇宙旅行の相場が値下がり中?

テレビなどでよく見る宇宙旅行は数千万円から億単位のお金をかけて、“旅行”と表現するには遠く及ばないような、無重力体験や地球の丸さ、宇宙の暗闇を体験できるという「滞在する」というよりも「体験する」意味合いが強いもので、ある程度高いところまで行って、後は滑空して戻ってくるようなプランが思い浮かびます。

数千万、何億という旅費の高さから一般庶民では手が出せず、実業家や会社社長、タレントなどが予約したという話を聞きます。

その中で、最近その値段が下がってきているそうです。
アメリカのベンチャー企業「ワールドビュー」という会社が一人当たり7万5000ドル(約750万円)の料金で運行を行う計画を発表し、3年以内の実現を目指しているんだとか。

旅行は気球タイプの乗り物で、宇宙船やロケットに乗るという魅力はありませんが、ジェット飛行機で短時間で行き、滞在時間はわずかというよりもこちらのほうが長く楽しめます。ただし無重力体験はできなようです。



このベンチャー企業のCEOさん曰く「人生が変わるような体験ができることをお約束します」だそうです。
自分の目で、生の宇宙、丸い地球を見ると世界観変わるでしょうね。

このようなビジネス、確かにベンチャーだからこそできるような気がします。そしてこの会社のほかにも出てきそうな予感もします。今後、同じようなサービスを始める会社がいくつも現れて価格競争になっていくのかもしれません。
750万円のうち保険はどの程度のものなのでしょうか。乗り込むカプセル自体は再利用可能でしょうし、切り離す気球とヘリウムか、空気を暖める燃料が毎回必要でしょう。あとは宇宙服のような特別な装備は必要ないとのこと。普段着でも良いのだとか。

参照:
  World View Enterprises
  R25
  CNN
  MSN産経ニュース


空飛ぶ発電所 ( Google App Engine ? )

風力発電所の建設は場所選びが肝心で、年間を通して安定した風が吹く場所と聞きますが、これは「風がある場所に発電所を移動してしまえ」という発想です。

この場で紹介せずにはいられないほど未来感を感じます。



アメリカのAltaeros Energiesという会社が開発したもので。低コストで導入でき、高度300メートルの高さに上げて発電量は従来の風力発電機と比べて約2倍なんだとか。




  Youtube - Introducing the Altaeros BAT: The Next Generation of Wind Power


地上からロープでつながっている関係上、密集させることはできないですね。なるほど、災害地に対する緊急用としての電力確保という手はいいですね。

あと、ヘリウムが充填されるようですが、世界的にヘリウムが不足しており価格が高騰しているようなので、維持費が問題なければ1台欲しいですね。実際、1台当たりいくらするのでしょうか。もしかして戸建て住宅の屋根に載せる太陽光パネルよりも安かったりして。
特殊な材質でしょうが布だかビニールのような風船にヘリウムを入れて、あとは羽根と発電機、ワイヤー、インバーター辺り。


それにしても職業がら第一印象はGoogle App Engineをイメージしてしまいます。
そういえばこのロゴ、最近見ないですね。



参照:
  Altaeros Energies
  designboom



宇宙ゴミが漂う(スペースデブリ)

ごみの問題は今や自治体や国・地域だけの問題ではありません。宇宙空間でも問題になっています。宇宙と言っても人工衛星や宇宙ステーションが周回している地球の上空、静止軌道上の話です。

ごみの発生源は打ち上げたロケットの残骸や部品、使用されなくなった人工衛星などが主なものです。
これら宇宙のごみをスペースデブリ(space debris = 宇宙のがらくた、破片)と呼びます。



比較的大きなサイズで位置を特定できる野球ボール大のもので2万個ほどが監視下にあり、それ以外の小さなものも含めると50万個を超えるのだそうです。もちろん広大な宇宙空間なので50万個と言う数字は決して大きな数字ではなく、よく例えられる通り太平洋にスイカやボールがプカプカ浮かんでいて、それにぶつかるかどうかと言う0がいくつも並ぶような小数点以下の確率です。

ただし、過去にはスペースシャトルと接触したという話や、事前に察知して衝突を避けるため軌道修正したと言う話も聞きますので宝くじ1等を当てるよりは高確率なのかもしれません。

このゴミ、ただプカプカ浮かんでいればいいのですが、宇宙ステーションでさえ平均27,000km/hというスピードで地球を回っており、ゴミ自体も何万~十万kmのスピードなので、それらが衝突すると凄い破壊力になってしまいます。



そんな宇宙ゴミが徐々に問題視されてきておりこの度、日本の老舗漁網メーカーとJAXAが手を組んでこのスペースデブリ対策に乗り出したそうです。
漁業で使う網のメーカーさん日東製網に対してJAXAが宇宙でも使える網を注文したそうで、無謀な挑戦というわけではなくJAXAは真剣そのもの。2019年には実用化される見込みなんだとか。

その捕獲方法は大きな網を広げて一網打尽に捕まえるような絵を想像してしまいそうですが、そうではなく結構地道なもので1つ1つを捕まえて地球に落下させるというイメージです。網というよりはロープですね。



図のとおり「テザー」と呼ばれる300mほどのワイヤーを宇宙ゴミに引っかけて、そのテザーに電流を流すことで磁場が発生し、地球の磁場と影響し合い高度を徐々に落とすという仕組み。高度を落として最終的には大気圏に突入させて燃やすという流れだそうです。

宇宙飛行士の命を脅かす危険なゴミとはいえ、ものすごく地道で気の長くなる作業です。


参照:
 Voice of Russia
 The Huffington Post Japan
 朝日新聞
 IRORIO