前回から引き続き地球外生命体の話題です。
今回の惑星は水、金、地、火、木、土、と木星の一つ外側を回る土星の話です。
土星も木星と同じくガス惑星で地表は存在せず、もし宇宙船で土星まで行けたとして着陸するという行為が行えません。
そんな土星ですが、衛星の数はなんと60以上もあります。
“60以上” と書いたのは現在でも発見が続いているという状況で、最近だと2009年にNASAによって新しい衛星が発見されました。大きいものは直径5,000kmのタイタンから数kmのものまで。ちなみに月は約3,400kmです。
そんな60以上もある衛星の中で、中規模の大きさの「エンケラドス」(エンケラダス、エンケラドゥス:Enceladus)という衛星に生命がいるかもという話題が出ています。(Wikipedia)
▲土星の衛星エンケラドスからのイメージ
元々この衛星は地下に海が存在している可能性や、水蒸気が噴き出しているという観測結果もあり、観測が盛んに行われている衛星でしたが、このほど日米欧が組む研究チームが新しい発表を行いました。
その研究結果によると地球の海底にあるような熱水の噴出と似ている環境があるということです。
ただ熱水が噴き出ているだけではなく生命の原材料となる有機物の二酸化ケイ素(ナノシリカ)が含まれていることを土星探査機カッシーニが観測したそうです。
地球での生命誕生は海底にある熱水の吹き出し口から生まれたとも言われていますから、
今回のこの発見は地球外生命体の発見として非常に有望視してもいいのではないかと思います。
▲探査機カッシーニからの写真
そろそろ地球外生命体の本命?しかも身近な太陽系の衛星で。
まあ知的生命体ではないかもしれませんが。
ダークな話・妄想として、地球の海底にいるような微生物をこの衛星に持って行ったりすると全く異なる進化を遂げるエンケラドス星人が誕生してもおかしくないですね・・・
参照:
ナショナルジオグラフィック
読売ONLINE
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