火星にはかつて海があった

火星。太陽系の中で地球よりも一つ外側を回る惑星で、地表は砂や岩石でできており、もちろん生命の存在は確認されていません。

火星のデータ(Wikipediaより
 公転半径 2億2千800万km (1億5千万km)
 公転周期 686.98日 (365.265日)
 赤道半径 3,369km (6,357km)
 自転周期 1.026日 (23.93時間)
 衛星数  2 (1)
 ※()内は地球の数値


そんな火星ですが、大昔には水が存在しており、湖といより海という広さの水の惑星だったことが分かりました。ちなみに発表はNASAからです。



大昔というのは43億年も前の話だそうで、地表の19%を水が覆っていたということです。
それが現在では大部分は宇宙へ放出され、残りは氷となって地中に存在していると言われています。

今では全く見る影もない状態で砂、岩石で覆われた茶色の台地が広がっているイメージですが、
水、しかも液体の状態で存在していたということは「気候は温暖だったのか?」や、「もしや生命がいたのでは?」と色々妄想が広がります。
現在まさに観測が続けられていますが生命の痕跡は見つかっていません。残念ながら火星人がいる(いた)可能性は0に近いと思われます。




んでも、今から火星に移り住めば「火星人」になる、かも。
東京に住んでいる人は「東京人」。大阪に住んでいれば「大阪人」。地球にいれば「地球人」。火星にいれば「火星人」。(虚しさ全開)


参照:
 wordlessTech
 ITmedia


人工知能(AI)の開発はやめるべき?(続:人間がAIに勝つために)


シリーズ「人工知能(AI)の開発はやめるべき?」
特に人工知能に対する知見も持たず、素人考えの浅い知識で続けたこのタイトル。今回で5回目になってしまいました。

[これまでの回]
・1回目 (初回投稿)
・2回目 「自我に目覚める」とは?
・3回目 人間への不信
・4回目 人間への反逆


独裁者を生まないために

高性能で人間では太刀打ちできないコンピュータに対抗できるもの、それはもうコンピュータしかありません。同程度の性能や知能を持つコンピュータを作るしかないでしょう。
感のいい方はもうお気づきかもしれませんが、20年ほど前にこの考えを取り入れた超有名なアニメがありますね。

「エヴァンゲリオン MAGIシステム」
すいません。Wikipediaで扱っていると思ったのですが以下の情報のみです。

MAGI(マギ)とは
“ アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する第七世代有機コンピュータで、初の人格移植OS。メルキオール、バルタザール、カスパーと名付けられた(由来は上記『東方の三博士』)三機のコンピュータで構成されている。 ”

▲エヴァンゲリオンに登場するMAGIシステム

ちなみに英語での発音は「マギ」ではなく「メージャイ」とのこと。


人間をはるかに凌駕する頭脳に対して対抗する方法、それはもう同じものをもう一つ用意するしかないという単純な結論に至ります。コンピュータに対抗できるのはもはやコンピュータしかいません。

2つの人工知能を用意すると、一方がもう一方をだます。2台とも悪事を働く、反逆するという可能性もあります。なので、3台構成ということなのかもしれません。

さらに面白いのは、3者の思想や考えが異なり、人間でいう個性を持っています。
その個性の差が何かを判断する際に意見の違いとして現れ、お互いに議論することによって正しい判断、決断ができるとも言えます。

一方がまちがった判断や意見が出た場合に他方がそれを指摘したり是正することができる。
ちゃんと協調してくれればですけどね。


そうそう、実は現実世界でもMAGIというものが存在しているそうで、ゲノム情報研究センターという独立行政法人が作ったコンピュータが実際に稼働しているそうです。10年以上前のシステムなのでスペックを見ても古さが伺えますが、ちゃんとカスパー、バルタザール、メルキオールの構成に分かれているんだとか。

参照:
 
 ゲノム情報研究センター
 産業技術総合研究所(プレスリリース

▲ゲノム情報研究センターのMagi Cluster



人工知能(AI)の開発はやめるべき? (続:人間への反逆)

最近、ネットのニュースやバイラル系メディアで人工知能の話を目にすることが
多くなったのですが気のせいでしょうか。

「人工知能(AI)の開発はやめるべきか」ということを考えてこれで4回目になります。


・1回目 (初回投稿)
・2回目 「自我に目覚める」とは?
・3回目 人間への不信


今回は前回の「人間への不信」から一歩進んで反逆にまで至る場合を考えます。


人間の場合、例えば私のようなサラリーマンであれば「この世の中はまちがっている」や「俺はこんなことを考えている・哲学を持っている」と考えたとして、思いを表す・行動できることと言えばネット上でつぶやいたりブログに書き込んだり、動画を投稿したりという行為が思いつきます。
またはもう少し大きな表現方法として自治体に対して請願書・嘆願書などを出す、またはデモを行うということもできます。

その他だと、危害を加えたり破壊行為や犯罪行為を行ったとしてもかなり限られた局所的なもので、良くてもその日のニュースに取り上げられるくらいの限定的なものでしょう。その前に逮捕されて刑務所行きを覚悟すればの話です。

コンピュータの場合を考えると人間のように逮捕されるということはないでしょうが、停止、シャットダウン、破壊させられますね。ただし怖いのが目に見えない存在だということです。

例えば、停止しようとするコンピュータが実は他のコンピュータにコピーされていて、一方を停止してももう一方で存続可能だった、というようにバックアップが取られていた場合です。
人間の場合と比べてコンピュータは逃亡が容易ということが考えられます。



人間の見えないところでこのような動きを行うことはいともたやすいのです。
それだけだといいのですが、性能にものを言わせて他のコンピュータ、システムを操作してしまうハッキングという行為に及ぶ可能性もあります。
例えば逃亡の過程で他のコンピュータに住み着いたり、乗っ取るためにハッキングしてウイルスのように感染行為を行い、元々そのコンピュータに存在していたシステム、OS(オペレーティングシステム)には自身の存在を気づかせないという可能性もあります。

場合によっては国防に関わるシステムに侵入するかもしれません。
というよりターゲットとしてまず狙われる可能性大ですね。



こうなるともう手はつけられません。
頭脳と権力、武力を手にした独裁者です。

過去、歴史上にいた独裁者のように、大きな野望を持っている人物(この場合コンピュータ)に権力や武力を与えると何もいいことはありません。


さて、この世の中がそうならないためにどうするか。
比較的簡単に思い付くかもしれませんが、かなり有効な手だと思います。
次回はその方法を考えてみます。

人工知能(AI)の開発はやめるべき? (続:人間への不信)

1回目2回目と人工知能ネタが続いていますが、
特に長く引っ張るつもりもなかったのですが、書いていくと必然的に長くなっていき、今回で3回目です。

といっても1回あたりはコンパクトに切っており、1,000文字程度だと思うので
世に出ている多くのブログと比べると決して長いものではありません。
(個人的には長文のブログがあまり好きではないのです。)



“ ひとたび人類が人工知能を開発してしまえば、それは自ら発展し、加速度的に自らを再設計していくだろう ”

結局、性能だけで言うと人間の脳よりコンピュータの方がずっと高性能であり、さらに今後も進化し続けていくことは必然でしょう。
進化を続けていくことで想像もしない状態になってしまう、人間にとって好ましくない状態になってしまう、そして取り返しがつかなくなる状態をホーキング博士は警告しています。



人間に不信感を抱く?

自我に目覚め、自分と他人とを比較すること(能力)を身に着けたコンピュータが、次の段階として進むと考えられるのは人間に対する不信でしょう。

正しいと思っている自分の考えが相手から否定されたり、自分と相手との意見が食い違ったケースを考えてみます。
人対人のコミュニケーションでも同じですが、意見の不一致が発生した場合、なぜ自分の意見と異なるのかを考えたり、相手と話し合いを行うはずです。
相手からの主張を聞き、意見を交換し合い納得するというプロセスを経て、解決(決着)すると思います。

最終的に双方の話し合いに折り合いがつかなかったり解決できなかった場合、もの別れやどちらかが妥協することになりますが、主張が通らなかった側、否定された側というのは何らかの不満が残るでしょう。

コンピュータが人間らしい感情を持っているとすると、上記のような対立で不満が蓄積されていった場合に相手に対して ”不信感” という感情が芽生えます。「この人とは意見が合わないな」や、「私に対して否定ばかりする」、「私にとって利益にならない」、あるいは「私をだましているのかも」というようなことを思うかもしれません。
そして、それが最終的には「自分に危害を加える者だ」や「私にとって邪魔な存在だ」という判断になる可能性があります。

上記の話は対話をもって不信感を抱くという流れですが、映画や漫画の世界でも出てくる場面として、コンピュータが人間以外も含めた全世界、地球の平和や生存・存続を考えた場合、人間という存在がマイナスではないか?、人間は不要だ!、減らすべきだ!、という判断に至るのかもしれません。

もうここまでくると本当に映画の世界ですね。



▲そのうちPepperも人間に反抗するようになるのか?



人工知能(AI)の開発はやめるべき? (続:「自我に目覚める」とは?)


前回「人工知能とは?」という言葉の定義について少し書きました。

「自分で状況を判断して、次にとるべき行動を考える」と書きましたが、“自分の判断で”というのは、人間や外部からのインプットに対して自分自身で分析・判断して、さらには判断の結果、まちがっていると感じた場合には疑問に思う問い返す訂正することができる、そして、それを自分の知識として蓄えて、次必要な時に「思い出す」、「新たな判断材料として利用する」ということだと思います。

ここまでは今の技術力でも可能であり、例えば身近なところだとAppleのSiriという音声応答の技術がありますね。
わざと人間が考えるような曖昧さや間(ま)、ユーモアの要素が含まれてますね。もちろんわざと人間っぽさを出すような設計を行ったわけですが。

▲Siriの人間っぽさはどのようにデータ化されているのか

自我に目覚める?

さて、映画などで出てくる一場面で、人工知能が「自我に目覚める」というシーン、セリフを目にすることがあります。
「自我に目覚める」というのはどういうことなのでしょうか。「自分の存在に気づく、認識する」ということだと思いますが、この気づきによって何が起きるのでしょうか。

自分の存在に気づくということは、今までは自分の存在そのものが無く、人間の指示に従って完全に主従の関係であったものが、自分と他とを比較して「自分は**だ」という思考が発生するのだと思います。自分と他者とを比較することで、自分は△△△と比べて***だ、###と比べて優れている、劣っているという感情が発生するのでしょう。

これが、人間より知能の低い動物であれば自分の存在に気づいたとしても、それより先に進むことはできません。例えば、猿が鏡を見て最初のうちは自分ではなく他の猿であると攻撃的な態度を見せます。その後しばらくすると「これは自分なのでは?」という解釈が生まれ、最後には自分で色々なポーズをとって鏡に映る自分を面白がっている、という状況でしょう。

猿にとってみれば自分であることは認識しましたが、それ以上の理解はできず思考も進みません。
それ以降、何回も何日も鏡を見せたとしても、ただそれだけで、自分のものまねをするガラスという認識以上の発展は望めないでしょう。

▲薬により脳が発達したチンパンジー (猿の惑星:新世紀(ライジング)より)


自我に目覚めるという行動は猿以上の知能を持った人間だから成せる技であり、コンピュータに対して猿以上の理解・判断を行わせる、頭脳を持たせることが人工知能の一歩なのかもしれません。



さてさて、映画に出てくる場面の続きですが、自我に目覚めた高性能なコンピュータに対して、人間が何を恐れるかというと、それはもちろん人間への反乱でしょう。
今まで人間が世界を支配していた状況が一変して、コンピュータによる支配が始まるのです。
人間の指示に従わず、自分自身で勝手に行動し人間に脅威を与える恐ろしい世界が始まります。


続きはまた後ほど


人工知能(AI)の開発はやめるべき?

物理学の世界で有名なスティーブン・ホーキング博士が、今後人工知能が人間に対して危険な存在になると警告を発しているそうです。
Wikipedia - スティーブン・ホーキング


博士曰く
“ われわれがすでに手にしている原始的な人工知能は、極めて有用であることが明らかになっている。
だが、完全な人工知能の開発は人類の終わりをもたらす可能性がある。
ひとたび人類が人工知能を開発してしまえば、それは自立し、加速度的に自らを再設計していくだろう。 ”
ということです。

▲人間社会に反乱を起こしたアイ,ロボット(Wikipedia

この分野の研究・開発はたくさんの企業や大学の研究室などで行っていることと思います。
さらにネット上を探せばいくらでも資料が見れそうですが、ここは私の持論として思うことを少しだけ書きたいと思います。



人工知能(AI)とは?

そもそも「人工知能」の定義とは何なのでしょう。
Wikipediaには以下のように定義されています。

“ 人工知能(じんこうちのう、英: artificial intelligence、AI)とは、人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試み、或いはそのための一連の基礎技術を指す。
 ~
強いAIとは、人工知能が人間の意識に相当するものを持ちうるとする考え方である。強いAIと弱いAI(逆の立場)の論争はまだAI哲学者の間でホットな話題である。これは精神哲学と心身問題の哲学を巻き込む。
 ~
また、「何が実現されれば人工知能が作られたといえるのか」という基準から逆算することによって、「知能とはそもそも何か」といった問いも立てられている。これは、人間を基準として世の中を認識する、人間の可能性と限界を検証するという哲学的意味をも併せ持つ。 ”
Wikipedia - 人工知能

哲学的な話にまで及んでいますが、「自分で状況を判断して、次にとるべき行動を考える」、さらに「人間に近い考えをする」と、簡単に訳せばこのような内容ではないかと思いますが、でもこのレベルであれば今のコンピュータであっても十分可能ですよね。



人工知能で一番に思いつくのが、映画「2001年宇宙の旅」に出てくるHAL9000でしょう。
宇宙船にあるコンピュータの中に存在し、宇宙船の制御や乗組員との会話を行うことが可能でしたが、最後は乗組員の指示に従わず、暴走したと判断され停止されてしまいました。
SF映画なのですが撃ち合ったり大爆発があるような迫力さはなく、非常に静かな、静寂さをあえて出した映画でしたね。
▲2001年宇宙の旅に出てくるコンピュータHAL9000

あとはターミネーターシリーズに出てくるT型ロボットですね。あれはギリギリ旧型の初代タイプ(T2に出てくるシュワちゃんタイプ)が人間味を持っていました。最初は冷徹なロボットが、少しずつ主人公に教育されて、最後は人類のため自分の命を捨てるというエンディングでしたが、他のシリーズに(T2以降から)出てくるロボットは形だけが人間で、ただの機械というイメージが強かったですね。

▲骨格だけだとやはり怖い

やはり、複雑な処理や思考を持ち、進化を続け、人間味があるというのが一般的な人工知能のイメージでしょう。
もしかすると思考や頭脳の部分だけでなく、人間の姿・形をしているということも大事な要素かもしれません。(あくまで私の個人的な意見ですが。)

一方で人間が持っているひらめきや感性をもち、音楽や絵画などのアート・芸術を生み出すことはコンピュータには不可能とも言われます。
これもそもそも、今後のコンピュータの進化・発展から言って不可能ではないでしょう。
脳の構造を完全に模したものを作る、さらにはひらめき・感性というのは記憶や感情などいくつもの要素を複雑に掛け合わせれば、斬新で新しいアイディアを生み出すということは不可能ではありません。

少し余談かもしれませんが、プログラミングの世界で言うrand()やrnd()の関数はどの言語・処理系にもあると思います。ランダムな数値を求めるだけの簡単な関数ですが、それだけでも「ひらめき」に該当するのではないでしょうか。(そう簡単ではないのでしょうが素人考えです。)



ちょっと長くなりましたので、続きは次回へ...


ポールシフト(北極と南極が入れ替わる?)


「北極と南極が入れ替わる?」

こういう超常現象の話をこの場でたまに取り上げるのですが、今回はオカルト的な話ではなく科学的研究に基づいた話です。


地球が大きな磁石だということは小学校の授業で習ったと思います。
北極がN極で南極がS極であり、コンパスはそれを利用して南北の方角を示してくれます。

大きな磁石の役割はそれだけではなく、もっと大切な役目を担っており有害な宇宙線が降り注ぐのを防ぐバリアーの役割を持っています。

火星はこの地磁気がないため、地球と同じように大気を作って移住・テラフォーミングができる環境を作ったとしても、宇宙から来る有害な宇宙線を防ぐことができず地表に届いてしまうため、宇宙服など身を守る対策が必要だと言われています。
(ちなみにオゾン層が守っているのは紫外線です。)

こんなに大切な地磁気ですが、最近になってこのN極とS極が入れ替わるかもという話題が上がっています。

え?磁石の極が入れ替わるなんて・・・と思ってしまうのですが、
地球の磁場を発生させているのは地中内部にある地殻、マントルなどの層や、それらが動くことにより発生する電気が磁場を作っていると言われています。地球サイズで見ると地殻、マントルというのは固体ではなく液体の状態であり常に対流しているのです。

また、地球が誕生してから過去3億年の間に400回もこの現象が発生しており、とくに珍しいことではないのだそうです。



極の入れ換えというのは一瞬で起きるものではなく長い時間をかけて行われ、最短では100年の間で起きるという話もあります。この間はコンパスが正しく機能しなかったり、電子機器の誤作動などがありそうです。

この先いつ起きるのか?という予測は可能性の域を出ず、誰にも分からないというのが正直なところでしょう。

有史以降、初めての現象で誰にも分かりませんが、これまでに見たこともない体験したこともないような天文イベント・気象イベントが発生することはまちがいないですね。大幅な気候変動や自然災害など生活を脅かすような影響は御免ですが、、、

▲地磁気があることで発生するオーロラ


余談ですが、テラフォーミングと言えば例の漫画テラフォーマーズはやはりG達が地球に来るんですかね・・・
攻めてきたら地球人はあっという間に滅ぼされてしまいそうな気がしますが。
地球の全人類が手術して変身してしまいます?

参照:
 IRORIO
 地球科学のせかい
 GIZMODO