この冬、アメリカなど世界各地で大寒波が襲っているニュースを目にしますが、今後地球は氷河期に突入するのではないかと言う研究結果が出されています。
科学者、気象学者の発表によれば、これから地球はミニ氷河期に入り、長いと数百年はその状態が続くという予測を立てました。
氷河期というと、世界的に大雪が積もってすごい吹雪の状態やマンモスがいるような風景を想像するかもしれませんが、気温が10度下がっただけでも地球規模では大きな影響があり、氷河期と表現されるそうです。海洋温度の低下や、海流に変化があるだけでも甚大な被害があるんだとか。
▲過去42万年の気温の推移
上のグラフを見る限り、現在の温暖な気候が通常の状態というよりは、今が最も高い気候で、これから普通の状態に戻るというのが正しい表現かもしれません。
寒冷化の原因はさまざま考えられるようですが、その中の一つに太陽の活動が低下していることが挙げられるそうです。太陽の活動は黒点の数によって活発に活動しているか、または停滞しているかを表します。その黒点の数が減少してきており、1810年の記録的な低水準にまで落ち込んでいるそうです。
▲太陽の黒点
近年、日本でも積雪が多かったり、寒さが続くなどの気象現象を聞きますが、このミニ氷河期の始まりを告げている可能性はあります。
(一方でこの氷河期の説を否定する意見も多く、現在のところどちらかを結論づけるのはまだ早いかもしれませんが。)
参考 :
Mail Online
ROCKET NEWS24
Skeptical Science