メガアース。文字から判断すると巨大な地球ということになるのでしょうが、このほど地球から560光年の距離に地球の約2.3倍(質量17倍)という大きさの岩でできた惑星を発見したそうです。
発見したのは以前紹介したケプラー望遠鏡で、この惑星もケプラー10cと名付けられました。
直径2.3倍なんて大した数字ではなく、木星や土星と比べればまだまだ小さいのですが、なにが珍しいかというと岩石でできた大きな惑星というのが珍しく、今までの定説では存在しないのだそうです。
これほど大きな惑星になると、周囲の水素やヘリウムをあつめて気体や液体の惑星になるのが通常だそうです。
「メガアース」のほかに「スーパーアース」という言葉もあるのですが、スーパーアースは地球の質量の数倍程度の惑星を指し、メガアースはそれ以上の大きさを表すようです。
ちなみに、この惑星がなぜ岩でできていると判断したかというと
まずですが、太陽系外にある惑星を探そうとすると、、、
1 惑星は自ら輝いていませんので望遠鏡で発見するのは非常に困難なのです。
2 そこで惑星が回る星(恒星)に着目して、恒星自体の輝き方を観測します。
3 恒星の輝きの明暗から、一定周期で暗くなれば手前を惑星が横切っている(回っている)と言えるのです。
または恒星が放つ光で惑星が照らされれば多少明るくなるのでしょう。
ここまでは惑星の探し方ですが、さらに岩石でできた惑星かを判断する方法として、
4 上記観測結果から恒星を公転する周期と惑星自体の半径が割り出せます。
5 さらにその公転速度から質量を求めます。
そうすることで、惑星の大きさと重さから
小さい惑星なのに重い=岩石でできているということが分かるのです。
ケプラー望遠鏡が発見した惑星たち
ふと思ったのですが、
質量17倍というと重力はどのくらいになるのでしょうか。地球の10倍くらいになるのでしょうか・・・
惑星ベジータぐらいでしょうかね。
ネットを探していたら計算式を見つけましたがちんぷんかんぷんで諦めました。
参考:
wordlessTech
NATIONAL GEOGRAPHIC
NASA(Kepler)